てぃーだブログ › みなみの独り言 › 茶道 › 3月の稽古日

2012年03月22日

3月の稽古日

3月の稽古日

弄花香満衣 (はなをろうずれば かおりころもにみつ)

花を摘んでいると、自分の衣も香りに包まれこころまで花と一体となって、清々しい境涯に至る
いかにも「春」というような句ですよね花

「禅」的?っていうのかしら?少し深く解釈するならば・・・

・花の香りを良い事、徳などに置き換えれば、
 良いことに触れていると いつの間にか影響を受け…
 花と一体になり、自分自身も香りを放つようになれる

 (朱に交われば赤くなると同じで、人は交わる友や環境に影響を受ける)

・花を手折れば、そこに宇宙の大生命の香りが満ち溢れ、そこに真理が満ちている

 等・・・。

この句の前には、『掬水月在手』(みずをきくすれば つき てにあり)という句があって、対句になっているそうです。
それは、「秋」九月ころにまた紹介しますねびっくり

花は、
3月の稽古日
木イチゴ と 釣鐘草(ツリガネソウ)

花入れは、崖山窯(ガイザンガマ)の耳付き

釣鐘草は、4月か5月頃のお花ですが、お花屋さんが持って来て下さいましたので使いました。
3月の稽古日

この日はとても寒く、おそらくこんなに寒い日のお稽古はもうないと思ったので、
稽古中のお弟子さんの手元をパチリピカピカ

湯気がすごいでしょう!?
3月の稽古日

湯が沸く釜の音は静かな茶室に流れ、水を差すとフッと音が消え・・・

しばらく点前を続けると、また松風の音(昔の人は湯の沸く音をこう呼びました)…


3月の稽古日

お菓子は、春の訪れを感じる 「下萌え」 


温かい濃茶を召し上がれよつば
3月の稽古日



同じカテゴリー(茶道)の記事
3月の茶室
3月の茶室(2013-03-23 17:47)

坐禅
坐禅(2012-08-26 22:48)

6月の稽古日
6月の稽古日(2012-06-18 16:55)

「薄茶」と「濃茶」
「薄茶」と「濃茶」(2012-04-22 21:50)


Posted by 南 at 23:13│Comments(2)茶道
この記事へのコメント
奥が深い
アホの私にはすべてが斬新
お茶好きの私にとって一度は経験してみたい道です(*´∇`*)

やはり、その時の心によりお茶の味は変わるものなのですか?
まだまだ未熟者の私にとって心を鍛えるには茶道はいいかもしれません(*´∇`*)
Posted by TADARIN at 2012年03月24日 06:03
TADARINさん♪
いつもコメントをありがとうございます!

お茶の味は…
おそらく、どんな時でも、美味しいと思います(^^)

お弟子さんの手前を拝見すると、その時の心のが手前に現れてくるように思います。

でも、私が思うに、落ち込んでいる時でも、苛々していたとしても、お客様のために・・・自分以外の人様のために点てるのですから。

でも、やはり、違うのかもしれませんね。
お湯の温度やお茶やお湯の量によっても変わります。

でも、どんな時でも、有難く感謝して戴くなら、美味しいと思います。

お客様が、もしも感謝せずに戴く時でも…、
「あっ☆美味しい」
と言ってもらえる(美味しい)お茶を点てられる人になってもらいたいですね。お弟子さんには。

あ~ごめんなさい!
自分で何言ってるのかわかんなくなっちゃいました!

まだまだ私も未熟者。
お互いに頑張りましょう(^^)

ホッとする美味しいお茶をお届けしたいですね(^^)
Posted by 南南 at 2012年03月24日 22:55
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。